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通信制高校・不登校支援の最新ニュースまとめ【2026年11月第1週 後半】

ニュースまとめ2026年11月6日 公開

10月下旬〜11月5日ごろに発表・受付開始となった、首都圏の通信制高校選びや不登校支援に関わる動きを、編集部が5つ選んで短くまとめました。今回は、東京都が11月21日に秋葉原で開く不登校の小・中学生の保護者向けイベント(申込は11月18日まで)、神奈川県立川崎高校などが国の高校改革の「先導拠点」に選ばれたこと、千葉・市川市で11月1日に受付が始まった受験生向けの補助金、そして2027年4月に向けた民間の動き2件(ベネッセ高等学院の新学科、新宿に開校する「おおぞら発 セカイLab 東京」)です(各項目の出典リンクから元の資料をご覧いただけます)。

東京都、不登校の小・中学生の保護者向けイベント「保護者のひろば」第2回を11月21日(土)に秋葉原で開催――講演と経験者トークはオンラインでも参加可、申込は11月18日まで

東京都は、不登校について不安や悩みを抱える都内在住の小・中学生の保護者を対象に、「不登校の子供を支える保護者のひろば」を2回開きます。第1回は11月8日(日)に八王子市の東京たま未来メッセで行われます(講演とトークの申込は11月4日で締め切られました)。これから申し込めるのは第2回で、11月21日(土)に秋葉原UDX(千代田区外神田、JR秋葉原駅電気街口から徒歩3分)で開かれます。参加は無料で、事前の申込が必要です。プログラムは4つあります。1つ目は専門家による講演(13時〜14時)で、第2回はこども教育宝仙大学の石川悦子教授が、支援制度や相談先、進路の考え方などを話します。2つ目は不登校を経験した人によるトークイベント(14時25分〜15時15分)です。この2つは会場(定員80名)のほかオンライン(定員500名)でも参加でき、どちらも先着順、第2回の申込は11月18日(水)までです(定員に達した時点で受付終了)。3つ目の保護者同士の交流会と、4つ目の相談員による個別相談会は抽選制で、申込は10月9日に締め切られています。会場には託児室(事前予約制)があります。申込は都の公式サイトから行います。都はこのほか、相談先やフリースクールなどのブースを回って話を聞けるイベントを、2027年1月30日(土)に東京たま未来メッセ、2月7日(日)に東京国際フォーラム、2月20日(土)にオンラインで開く予定です。対象は小・中学生の保護者ですが、中学卒業後の進路を考え始めたご家庭にも参考になる内容です。都の発表は9月3日と前のものですが、第2回の申込締切が近いため今回取り上げました。

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神奈川県立の3校が国の高校改革の「先導拠点」に――県立川崎高校は、不登校を経験した生徒や外国籍の生徒を支える定時制の拠点づくりへ(10月23日発表)

神奈川県教育委員会は10月23日、国(文部科学省)の高校教育改革の事業で、県立の中央農業高校(海老名市)・座間高校(座間市)・川崎高校(川崎市川崎区)の3校が「改革先導拠点」に採択されたと発表しました。県は5月に申請しましたが6月30日に3校とも不採択となり、9月11日に追加の公募へ申請し直して、今回3校とも採択されました。このうち通信制高校や不登校支援と関わりが深いのが、県立川崎高校(全日制・定時制の普通科。川崎市立川崎高校とは別の学校です)の計画です。不登校を経験した生徒や外国籍の生徒を支えながら、県内の定時制高校を学びでつなぐ拠点をつくる内容で、県が公表した計画の概要には、「ともスタ教室」という場やメタバース(仮想空間)を使って不登校の生徒が学び続けられるようにすること、日本語と母語の支援、地域の企業や大学と組んだ進路学習、遠隔授業の仕組みで小規模な定時制高校にも授業を届けることが挙げられています。協力校には県立の定時制高校・通信制高校・クリエイティブスクール(学び直しに力を入れる県立高校)などが並び、文部科学省の採択一覧には県立の通信制である横浜修悠館高校の名前もあります。補助の上限額は川崎高校が7.2億円、中央農業高校(スマート農業などの産業教育)が37.1億円、座間高校(理数探究)が16.1億円です(上限であり、今後の手続きで減ることがあります)。県は今年度中に「神奈川県高等学校教育改革実行計画(仮称)」をまとめる予定です。いまは計画が採択された段階で、新しい教室や支援をいつから、どの生徒が使えるのかは資料に書かれていません。10月27日の当コラムで紹介した千葉大宮高校(千葉県の公立通信制)と同じ国の事業で、そのとき名前だけ触れた神奈川の3校について、今回は計画の中身を取り上げました。

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千葉・市川市、受験生のいる家庭への「受験生応援補助金」の申請受付を11月1日に開始――模試代、夏・冬の塾代、大学などの受験料が対象で、2027年3月19日まで

千葉県市川市は11月1日、経済的に厳しい家庭の受験生(中学3年生・高校3年生など)を支える「受験生応援補助金」の申請受付を始めました。受付は2027年3月19日までです。申請できるのは市川市に住民登録があり、次のいずれかに当てはまる世帯の保護者です。生活保護世帯、児童扶養手当(主にひとり親家庭向けの手当)を受けている世帯、子どもが就学援助または高校生等奨学給付金の対象になっている世帯、世帯全員が非課税の世帯、ひとり親家庭などで児童扶養手当の受給者と同じ程度の所得の世帯。対象の子どもは、申請日の時点で20歳未満の中学3年生または高校3年生で、20歳未満の浪人生や高卒認定(高等学校卒業程度認定試験)に合格した人も含まれます。補助の内容は3つあります。1つ目は専修学校・大学の受験料(大学入学共通テストを含む)で上限5万3,000円。2つ目は模擬試験の受験料で、高校3年生などは上限8,000円、中学3年生は上限6,000円。3つ目は夏(7〜8月)と冬(12〜1月)の学習塾代で、それぞれかかった費用の2分の1、上限4万円です。塾代には家庭教師や通信教育も含まれます。2026年4月1日以降に支払った分が対象なので、すでに払った夏期講習の領収書も使えます。申請は市のサイトからオンラインで行い、領収書はまとめて出せます。注意したいのは、受験料の補助が専修学校・大学などに限られている点です。高校の受験料は対象に挙げられておらず、中学3年生が使えるのは模試代と塾代です。通信制高校に通う高校3年生が対象になるかどうかは市のページに書かれていないため、申請前に市の子育て給付課へ確かめてください。

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通信制サポート校「ベネッセ高等学院」、2027年4月に2つの学科を新設――イラスト・デザインを学ぶ学科と、個別指導で大学進学をめざす学科、募集は12月1日から(10月30日発表)

ベネッセコーポレーションは10月30日、同社が運営する通信制サポート校「ベネッセ高等学院」に、2027年4月から2つの学科を新設すると発表しました。サポート校とは、通信制高校に在籍する生徒の学習や生活を支える民間の教育施設のことで、高校卒業資格そのものは提携先の通信制高校で取ります。1つ目の「デジタルクリエイティブ科」は、グループ会社のデジタルハリウッドと組み、これまでの「進学科」の学びにデジタル制作の専門プログラムを加えた学科です。初年度は「イラスト・漫画」と「デザイン」の2分野で始め、学ぶ分野は4か月ごとに変えられます。今後は3DCG・動画編集・ゲーム制作などに広げる計画です。2つ目の「強化個別指導:特進科」は、個別指導塾の東京個別指導学院と組んだ学科で、15時までの時間割の中に1対1の指導を組み込み、専任のコーチが学習計画を立てて毎週の進み具合を確かめます。受け方はオンラインと対面から選べます。どちらの学科も12月1日(火)に募集を始め、出願や選考の日程、年間の学費も同じ日に同学院のサイトで公開されます。新学科の内容を含むオンライン説明会は11月12日(木)19時〜20時に開かれます。発表の時点では、学費・定員・どのキャンパスで受けられるかは示されていません。サポート校は、通信制高校の学費とは別に費用がかかるのが一般的です。検討するときは、高校とサポート校を合わせた総額を確かめてから比べてください。

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おおぞら高校のKTC学園、2027年4月に新宿で「おおぞら発 セカイLab 東京」を開校へ――国際交流や海外プログラムなど体験型の学びが中心(11月4日発表)

学校法人KTC学園(東京都新宿区)は11月4日、2027年4月に新宿区新宿2丁目(VORT新宿御苑6階)で「おおぞら発 セカイLab 東京」を開校すると発表しました。高い英語力や帰国子女であることを前提にせず、「英語は得意ではないが、世界に関心がある」という生徒に向けた学びの場だと説明しています。発表によると、活動の中心は体験と探究です。教室ではオンラインの国際交流、日本語学校で学ぶ留学生との交流、STEAM(科学・技術・芸術などを組み合わせた学び)に取り組み、教室の外では企業訪問・インターンシップ・ボランティア・国内留学、さらにカナダ・フィリピン・アメリカ・モンゴル・スリランカなどの海外プログラムにも参加できるとしています。時間割の例には、高校卒業のためのレポートや個別学習の時間と、体験・探究活動の時間が並んでいます。開校に向けて学校見学と個別相談会を受け付けており、専用サイトの予約フォームから申し込みます。発表の時点では、定員・学費・通う日数や、高校卒業資格をどの学校に在籍して取るのかといった仕組みは書かれていません。気になる方は、見学や相談の場で「在籍する高校はどこか」「学費の総額はいくらか」「スクーリング(対面授業)はどこで受けるのか」を確かめておくと、ほかの学校と比べやすくなります。

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今回は、申込や申請の締切がある話題が2つありました。東京都の「保護者のひろば」第2回は11月18日まで、市川市の受験生応援補助金は2027年3月19日までです。民間では2027年4月に向けた新しい学科や拠点の発表が続いていますが、学費や在籍する高校などの大事な点がまだ出ていないものもあります。パンフレットの印象だけで決めず、見学や説明会で数字と仕組みを確かめてから比べるのがおすすめです。エリアごとの通信制高校の比較は下のリンクからご覧いただけます。
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