10月30日〜11月2日ごろに発表された、首都圏の通信制高校選びや不登校支援に関わる動きを、編集部が4つ選んで短くまとめました。今回は、千葉県の「フリースクール活動費の補助」第2期募集が始まったこと、千葉県立高校の冬の転・編入学試験の予定、神奈川県が11月9日に開くメタバース(仮想空間)での不登校相談会、そして10月に決まった都立高校の2027年度募集人員(都立通信制3校は前期選抜の枠を拡大)です(各項目の出典リンクから元の資料をご覧いただけます)。
千葉県、フリースクールの活動費を補助する制度の第2期募集を11月2日に開始――1団体あたり上限100万円、受付は12月21日まで(10月30日発表)
千葉県教育委員会は10月30日、「千葉県フリースクール活動支援事業補助金」の第2期募集を発表し、11月2日から受付を始めました。これは2025年度にできた制度で、県内で不登校の子どもの支援を主な目的に活動しているフリースクールに対し、活動費の一部を県が補助するものです。補助率は対象経費の2分の1で、学校で「出席扱い」になっている利用児童生徒1人につき10万円を上限に、1団体あたり最大100万円まで補助されます。対象になる経費は、フリースクールと学校がやり取りするためのICT(情報通信技術)の費用や、学習活動・体験活動にかかる費用などです。受付は11月2日午前10時から12月21日午後5時まで(第1期は6〜7月に実施済み)。申請は「ちば電子申請サービス」から行い、12月下旬〜1月上旬に書類審査と現地調査、1月下旬〜2月上旬に交付決定、3月末までに事業完了という流れです。対象施設には、県内に所在し、県内在住の利用児童生徒が2人以上いること、週1日以上は平日の日中に開いていること、活動開始から1年以上たっていること、出席扱いの利用者が1人以上いること、保護者説明会を開いていることなどの条件があります。保護者にとっては、県の審査を通ったフリースクールがどこかを知る手がかりにもなる制度です。
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千葉県立高校の冬の転・編入学試験、全日制118校・定時制16校・県立中2校で実施――試験は11月16日〜12月23日、公立通信制の千葉大宮高校は今回「募集なし」(10月30日発表)
千葉県教育委員会は10月30日、2学期末から3学期始め(冬休みとその前後)に行う県立高校・県立中学校の転・編入学試験の実施予定を公表しました。実施するのは全日制118校、定時制16校、県立中学校2校です。転入学試験の対象は「保護者の転居などや個別の事情により、いまの高校で学業を続けることが難しい生徒」で、まず在籍している学校に相談するのが手順です。編入学試験の対象は海外からの帰国生徒や中途退学者などで、中途退学者が受けられるのは定時制のみです。募集締切日・試験日・合格発表日は学校ごとに異なり、たとえば千葉高校は募集締切11月19日・試験日11月26日。試験教科は主に国語・数学・英語(専門学科は専門科目を含む)で、面接は全校で実施されます。一方、県立で唯一の通信制課程である千葉大宮高校は、今回の冬の転・編入学は「募集なし」となっています。「いまの全日制がつらい」という理由で転校先を探す場合、県立の転入学は全日制同士の転校が基本で、通信制高校への転入は別の仕組み(私立通信制は多くが随時受け入れ)になる点に注意が必要です。転入・編入の基本は当サイトの解説記事もご覧ください。
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神奈川県教育委員会、11月9日(月)午後に「不登校相談会 in メタバース」を開催――県内7つのフリースクールにアバターで個別相談、参加無料・事前申込制
神奈川県教育委員会は、学校とフリースクール等との連携推進事業の一環として、オンライン上の仮想空間(メタバース)で行う「第3回不登校相談会 in メタバース」を11月9日(月)に開きます。相談時間は14時45分〜16時40分(受付は14時15分〜16時25分)で、対象は児童・生徒、保護者、教職員など。参加費は無料です。アバター(自分の分身となるキャラクター)を使って、フリースクールのスタッフとチャットや会話で個別相談(1コマ15分)ができ、相談が終わればまた別の窓口を予約できます。当日の窓口を開くのは、NPO法人教育支援協会南関東(横浜市)、認定NPO法人アンガージュマン・よこすか、フリースクールこどもの夢(横須賀市)、NPO法人不登校・発達支援ネットワークSeedsAPP、フリースクールLargo(鎌倉市)、フリースクールplaisir、IDEAコミュニティカレッジ(海老名市)の7団体と、神奈川県教育委員会(不登校全般・出席扱いや成績評価・メタバースの居場所について)です。参加するには県の電子申請サイトから事前に申し込み、県教育委員会からサイトのURL・ID・パスワードを受け取ります。今年度のメタバース相談会は4回の予定で、次回(第4回)は2027年1月20日(水)午前の予定です。「対面だと緊張するけれど話を聞いてみたい」「中学卒業後の進路はどうなるのか聞きたい」という人向けに設計された相談会で、県教育委員会の問い合わせ先は子ども教育支援課(045-210-8292)です。
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都立高校の2027年度募集人員、全日制は3万9,195人で前年度より1,045人減――都立通信制3校(一橋・砂川・新宿山吹)は定員据え置きで、前期選抜の枠を125人から200人に拡大(10月8日決定)
東京都教育委員会は10月8日、2027年度(令和9年度)の都立高校等の第一学年の募集人員を決めました。全日制は167校で3万9,195人と、前年度の4万240人から1,045人減ります。学級数は1,029学級から1,011学級へ18学級減で、三田・石神井・八潮・葛西南・多摩・野津田・東村山西・羽村など17校で学級を減らします(募集停止校はなし)。定時制は学年制29校1,050人、単位制18校3,365人の計4,415人で前年度と同じです。都立の通信制課程は一橋高校180人、新宿山吹高校170人、砂川高校195人(学校ごとの合計。新宿山吹と砂川は2年次相当以上の枠を含む)の3校で計545人(4月入学495人・9月入学50人)と、こちらも募集人員は変わりません。ただし選抜の内訳が変わり、第1学年相当の募集400人のうち「前期選抜」が前年度の125人から200人に、「後期選抜」が275人から200人に見直されます。都教育委員会は「前期選抜の割合を増加して募集を行う」としています。都立通信制を考えている人は、前期・後期それぞれの出願時期と枠の大きさを、今後公表される募集案内で確認しておきましょう。この発表は10月8日と少し前のものですが、首都圏の高校選びに直結する内容のため、今回あわせて取り上げました。
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今回は「千葉県のフリースクール補助」「千葉県立高校の冬の転・編入学」「神奈川県のメタバース相談会」「都立高校の募集人員」と、首都圏の自治体発の情報が並びました。都立通信制3校の前期選抜の枠拡大のように、公立の通信制も少しずつ入りやすさが変わっています。公立と私立の通信制では学費・通学日数・サポートの手厚さが大きく違うので、複数の学校を比べてから選ぶのがおすすめです。エリアごとの通信制高校の比較は下のリンクからご覧いただけます。
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