都立の通信制高校は「今の3校体制でよいか」――東京都の有識者部会が議論(9月10日)
東京都教育委員会は9月10日、「都立高校の魅力向上等に係る懇談会」のうち、多様な生徒を支える仕組みを話し合う専門部会(第二部会)を開きました。報告によると、都立高校の不登校の生徒は2024年度の調査で5,389人。対策としてスクールカウンセラーなどの配置を強めているほか、別室での指導や校内の「居場所カフェ」も広げています。通信制については、都内の公立中学校から通信制高校へ進む生徒が急増していること、通信制の生徒の6割超が不登校を経験していることが紹介されました。都立の通信制は「登校日が少ない」「人間関係が不安」といった理由で選ばれる一方、スクーリング(=登校して受ける授業)や対面の支援を望む生徒も多いとされ、今の3校体制や定時制との併置という形でよいのかが今後の検討課題になっています。委員からは、高校入学後につまずいた生徒のために「学校間の連携や転校の仕組み」を整える必要性も指摘されました。懇談会は2026年度に中間まとめ、2027年度に最終まとめを公表する予定で、都立の通信制の選択肢がどう変わるか、今後も注目です。