
高校が合わないので転校したい!
高校に入学する前は良い学校だと思っていたけど、

・入学したら想像と全然違っていた。
・学校に馴染めないので不登校になった。
・クラスの子と仲良くなれないので別の高校に転校したい。
このように考える人は結構います。
でも、高校の転校は難しいのでしょうか。
今回は、
・転校すると決めたら、どう行動すればいいのか
以上についてまとめました。
高校が合わないので転校したい時の選択肢は2つ!
高校の場合、小学校や中学校と異なり義務教育ではありません。だから、不登校になったら出席日数が足りずに単位が取れないし、卒業できなくなります。
だから、高校卒業資格が欲しいのなら転校するという選択肢しかありません。
でも、本当にその選択肢しかないのでしょうか。
実は、もう1つの選択肢として、「今の環境で我慢する」という方法もあります。

えぇ!?そんなの嫌だからこのページを読みに来たのに!
と思うかもしれません。
でも、本当に転校したいのかどうか、一度自分でよく考える時間は必要です。
だって、今の高校へ通うのに沢山の学費を払っていますよね。もちろん、お金を出しているのは自分でなくあなたのご両親のはずです。
今の高校が心底嫌で、別の高校に転校したいなら、「今の高校を辞めて良いか」両親の許可をもらう必要があります。別の高校に転向する際にまた入学金や授業料などの学費がかかってしまうのですから。
高校を転校する際に必要なことは?
今の高校が嫌な理由は、本当に高校をやめないと解決できませんか。
今の高校で改善できませんか。
もちろん、高校によって先生の違い、生徒の違い、校舎や設備の違い、部活の違いなど様々な違いがあります。でも、自分が全て満足出来る高校なんて、なかなかありません。もし本当に転校したとしても、全てを満たす高校に巡り合うとは限りません。
また、もし今の高校を辞める場合は、今勉強中の単位を取ってから転校先に持ち込みできるか分かりません。もしかしたら、タイミングが悪くて合計3年間で高校卒業できなくなる可能性もあります。そこまでして今の学校をやめたいのでしょうか。
それでも今の高校が嫌なら、後ろ向きな考えでなく、前向きな考え方にシフトした上で転校を検討しましょう。前向きな考え方、というのは「〜〜がやりたいから」というように、次の環境での目標をハッキリさせることですね。
何故かというと、「××が嫌だから」という理由で何か物事を止めると、不思議なことに、その後も形を変えた嫌な物事にぶち当たる傾向があるのです。(私は昔ネガティブ人間だったので、こういう経験を何度もして暗く勿体無い半生を歩んでしまいました。)
また、今の高校を辞めることを最初に親に相談しなければなりません。その際に「嫌だから辞める」という理由だけだと親に対する説得力が乏しいのです。でも、あなたに何か目標があれば、「学費も大変だけど仕方ない、応援しよう」という気持ちになってくれる可能性があります。
高校を転校せず我慢する意味とは?
高校を転校せず我慢するのは「人生の負け」ではありません。
そもそも高校というのは「勉強しに行く場」です。3年間かけて様々なことを学び、就職や進学するための力をつける場です。だから、嫌なことはあっても高校3年間で必要なことを全て身につけ、良い大学に進学したり良い企業に就職すれば良いのです。
自分がなぜ転校したくなるような高校を選んでしまったのか反省し、本当に自分の進みたい進路を考え、高校生活の中で努力していけば3年間なんてあっという間ですよ。
今が辛いなら、その3年間は長く感じるかもしれませんが、人生80年と考えると僅かな時間なんですよね。高校を卒業してからの方がずっと長いです。ですから、今は苦しいかもしれないけど、後になると、今の経験が良い経験だったと思える時がくるかもしれません。
ですので、できることを考えてみてください。
(1)転校する
(2)今の環境で我慢し、やりたいことができる大学や職場に行く。
でも、何度考えてもやっぱり今の高校は嫌だから転校したい、という人もいるでしょう。
次に、高校転校の現実についてお話しします。
高校の転校は難しいの?
高校の転校は「欠員が出た場合のみ募集」するため狭き門ですし、そこに沢山の応募があることを考えると非常に難しいです。
全日制の場合は学期ごとか、二期制であれば春秋などに募集を行うことが多いのですが、人気の進学校は殆ど定員割れしないので転校生の募集を行わない高校も多いです。(公立の場合、他県からの引っ越し以外の理由では応募できないケースも多いです。)
私立の場合は随時募集している高校もあるようですが、学校によって異なりますので、行きたい高校があれば、その高校のホームページで調べたり、直接問い合わせしてみましょう。
ただ、既にお話しした通り、転入学の募集人数は少ないので競争倍率が高くなります。そうなると、例えば偏差値55程度の高校だと、偏差値60程度の実力がないと合格ラインに届かない可能性があります。ですので、転入学の場合は多少レベルを下げて受験する方が安全でしょう。
高校の転校手続きは?
高校の転校の際には、まず親に相談して転校する許可をもらいます。
次に、転校したい高校の願書を高校に取りに行きます。
それと同時に、今の高校の担任に転校したい事を相談しましょう。学校に行きたくなければ電話でも大丈夫です。今の高校では、単位認定書、成績証明書などの書類を作成してもらう必要があるからです。
(転校先の高校の願書に、必要な書類が書かれているので、その指示に従って今の高校に書類を作成してもらいましょう。)
その後は願書に書かれている日程通りに転入試験、合格発表という流れになります。

さいごに
高校の転校は、欠員がでなければ募集しないケースが多いので非常に難しいです。
また、もし転校先が見つかったとしても、再度入学金や授業料を支払わなければならないのでお金がたくさん必要です。ですから、まず最初に両親に相談して、転校を応援してもらえることが大前提となります。
高校生活3年間は長いように感じるかもしれませんが、人生80年の中でたった3年間・・・と考えると、高校での後悔を糧に、自分の納得のいく大学進学を目指したり、就職を目指すなどの方向で努力していくのも1つの方法です。
でも、「どうしても今の高校は嫌だ。でも転校できる高校が見つからない、どうしよう・・・」
と思った場合、通信制高校なら転校しやすいので検討しては如何でしょうか。
通信制高校の場合は出席日数でなく単位制の高校が多いので、中途半端な時期の転校であっても単位さえ取れれば3年間で卒業することは可能になります。
実は、私の娘は通信制高校に在籍しておりますが、娘の周囲には全日制高校が嫌で通信制に転入してきた生徒が結構多くいます。また、その高校の先生は、

ウチの高校は、入学して1~2ヶ月経った5~6月に転入してくる生徒さんが結構いるんですよ。
と言っています。そして、その通信制高校は自由な校風なので生徒同士の干渉が少ないせいか、生徒は皆、自由気ままにのびのびと過ごしているようです。
通信制高校にもいろんな形態の高校がありますし、どの高校が良いとか悪いとか、も人によって感じ方がそれぞれ異なりますが、あなたに合う高校との出会いがあれば、これからの高校生活がハッピーに過ごせるでしょう。
以下のサイトでは、お住まいの近くの高校などを調べて無料で資料請求できるので、もし転校を考えるのであれば一度資料を見てみたらいかがでしょうか。

コメント