通信制高校に興味があるけどどこの学校が良いのかなあ・・・
こんな悩みがありませんか。
こんな時に便利なのが合同説明会です。
合同説明会に行くと卒業生の体験談や、学校の先生による個別相談会なども同時に開催されており、様々な学校の様子を知ることができるんですよね。
でも、結構参加人数が多いし内容も盛り沢山なので、事前にどんな雰囲気かを知っておかないと、当日会場に行ってどうすれば良いのか途方に暮れるかもしれません。
というのも、実は我が家で合同説明会に参加した際には何も考えずに行ってしまったため、後になってこうすれば良かったなあ、という失敗があったのです。
そこで今回は、我が家の失敗も踏まえて「合同説明会ではこんなことがあるよ」、「こういうのが大事だよ」というポイントや我が家で心に残った言葉などをお話しします。
通信制高校合同説明会はどんな感じ?失敗を防ぐには?
我が家で通信制高校の合同説明会へ行き失敗してはじめて気付いたこととして、以下のことが挙げられます。
- 合同説明会は親子一緒の参加でも良いし、親だけの参加でも大丈夫。
- 子供が人混みが苦手な場合は短時間で済ませるよう、事前に計画していく方が良い。
- 会場が広くて分かりにくいため最初に会場内の配置図を見て、どの学校がどこのブースか把握しておく方が良い。(お目当ての学校の個別相談に行きやすい。)
- 人気のある学校の個別相談会は順番待ちで長時間待たされる可能性がある。(待つのが難しい場合は学校で開催する学校説明会等に参加する方が良い。)
- 先入観で学校を決めつけず、色んな学校を見ることが大切。(どうかなあ、と思う学校でも意外と良さそうな学校がある。)
- 通信制高校の卒業生や在校生の体験談は貴重なので聞いた方が良い。
- 資料やパンフレット等の配布物が増えるため手提げ袋(大)があると便利。
通信制高校の合同説明会は全国各地で定期的に行われています。
会場の規模や主催者の運営方法によっても異なりますが、その会場の近隣にある通信制高校やサポート校が参加するので、20校以上の高校の情報を得ることができます。
そして、講演では主催者による「通信制高校とは何ぞや」という定義の話から始まり、「卒業するにはどんな要件があるのか」、「全日制高校とどう違うのか」などの説明を聞くことができたりするので、通信制高校ってどうなんだろう、と思っていた人でも、ここでの講演を聞くと、何となくイメージが出来てくるはずです。
我が家では、新宿で行われた学びリンク株式会社による通信制高校合同説明会に参加してきたのですが、主催者の説明はとても分かりやすく、それまで不安だらけだったことが解消できました。中学2年生の娘と一緒に参加したのですが、我が家と同様に、親子一緒に参加している家庭も結構多かったです。(もちろん、親だけの参加者も結構多かったです。)
ただ、合同説明会は広い会場で行われているとはいえ、今や通信制高校はかなり注目されているようで、会場には非常にたくさんの人がいます。講演はほぼ満席ですし、ブースでの学校による個別相談会も、人気のある通信制高校だと順番待ちの人が沢山椅子で待っているような状態です。
ですので、人混みが苦手な子供を連れて行く場合には、長時間耐えられない可能性があるかもしれません。
我が家の場合、娘が人混みの中に長時間いるのが苦痛になってしまうため、長時間の講演を最後まで聞くのが辛くなっていたようですし、その後の個別相談会は、人気のある学校・・・クラーク国際高等学校やN高等学校などの相談をと考えていたのですが、順番待ちの人がそれぞれ7~8組程度いたため諦めてしまいました。
ですので、合同説明会では確かに一度に情報収集ができるメリットはあるものの、待ち時間が長い可能性があるというデメリットもあります。子供同伴の場合には(子供の特性によっては)そこで個別相談をするよりも、直接学校の説明会や相談会に行く方が良いでしょう。
また、お目当ての学校がある場合は早めに行き、講演会と重ならないタイミングでササッと相談を済ませてしまう方が良いですよ。
通信制高校の体験談を聞いて分かった選び方のコツは?
通信制高校は一校一校雰囲気が違うし、規模や授業のやり方、先生方の考え方、生徒へのサポート方法なども全然違います。
でも、全日制高校と違って通信制高校の場合には偏差値という目安が存在しないので、何を目安に決めたら良いのか分からない人が多いです。
そして、個別相談会で学校の先生と色々お話しをしていくと分かるのですが、基本的にどこの学校の先生も親切で、「とても良さそう!」と感じることが多いです。(全ての中学生と保護者の皆さんがそう感じるかは分かりませんが、少なくとも私は殆どの学校に対してそう感じました。)
なので、
「A高校も良いし、B高校も良さそうだったし、C高校もなかなか面白そうだったし・・・。じゃあ、結局どこの学校が一番良いの?分からないじゃん!」
ということになりかねません。
また、逆に、最初に2校程度見て、
「最初に行ってみたD高校が良かったし、そこで良いかな~?」
と安易に決めるということもあるようです。
でも、今年の春に通信制高校を卒業して大学生になったという女性が体験談として発表してくれた選び方のポイントとして、
何となく「この学校で良いか」程度で決めてしまうと後悔するかもしれない。
妥協せず沢山の学校を見ることで、自分が本当に「この学校に通いたいなあ」と思える学校が分かってくる。
という言葉が胸に響きました。
ちなみに、その女性は全日制高校を中退して通信制高校に転入した際に、学校選びで20校近く見学に行ったそうです。最初見た学校に決めようとしたら、学校の先生に「もっとじっくり見て決めないと後悔するぞ」と言われたのがきっかけだったそうですが、その言葉通りにあちこちの学校を見ていくうちに、本当に自分が「ここが良い!」と思える学校が分かってきたそうです。そして、実際に入学したらすごく楽しくて充実した高校生活だったし、卒業後もその高校で得た友人との交流が続いている、という話でした。
通信制高校の個別相談会で気づいたことは?
その女性の体験談に納得して、あちこちの個別相談会で聞いてみようと思ったのですが、既にお話しした通り、人気のある学校は数名待ち状態だったため諦めました。
そして、(失礼ながら)比較的暇そうな学校を見てみると、やはり学校がマイナーだったり、都心から離れている学校などが多かったです。
で、我が家の場合も一応都心に近い場所に住んでいるため、東京以外にしかキャンパスが無い学校だと説明を聞いても仕方ないかなあ、とも悩んだのですが、折角の合同説明会だし、こういう機会だからこそ遠くの学校の話も聞けるのだと思い直して色々聞いてみました。
そうしたら、「通信制高校の場合は毎日学校に通わなくて良い」というメリットを活かして、意外と遠くから通っている人もいるという話を聞かされたのです。
最初に個別相談したのが、つくば開成高校柏キャンパスなのですが、こちらの高校では、神奈川県の県央の方から週1~2回、約2時間かけて通っている生徒もいるのだとか。でも、
「週1~2日しか通わないで良いのか心配ですよね」
という話をしたら、
「登校日以外には何を勉強したら良いのか、登校日にきちんと計画を立てたりして、自宅学習して分からないことを登校日に質問してもらったり、その辺はしっかり個別対応できますよ・・・」
という話をされました。
学校によって異なりますが、このように丁寧に個別対応してくれる高校も結構あるのですよね。
そして、そういうことなら、子供に合う学校なら場所が遠くても良いのかもしれない、と感じましたし、このことで選択肢が広がりました。
その後も、2校程度個別相談をしたところ、どちらの高校も子供の現状をきちんと聞いてくれ、「自分の学校だったらどんな対応ができそうか」ということを色々説明してくれたので好感を抱きました。
さいごに
とはいえ、合同説明会というのはあくまでもスタートラインです。
体験談で「妥協せず沢山の学校を見ることで、本当に通いたい学校か分かってくる」という言葉があったように、我が家でもこれを機にできるだけ沢山の学校を探しに行こうという気持ちになりました。また、ああいう場で様々な人に相談することで活路が開かれる可能性もあるのだと分かりました。
今後は実際に行った通信制高校の様子等についてもお話ししていく予定です。
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